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<IMCX 第2回> 部活動の記録と情報集約の難しさ

連載企画「IMCX」のアイキャッチ画像

 情報班です。IMCX連載企画を1回限りにすることは回避しました。
今回は、部活動の記録と情報集約に関する課題と解決策を検討したいと思います。

記録・情報集約は必要?

 私は情報班の総務関係を統括している立場で、イベント事やプロジェクトがあれば、必ず写真を撮る(自分がいないときは写真を送る)ようにお願いしています。そうすると、班員から「そもそも写真とか残す必要あるのか」とよく言われます。私が画角やサイズ感を指定することもあるので、めんどくさがられることも少なくありません。

もちろん、思い出として残しておきたいのは言うまでもありませんが、記録を残す最大の目的は後輩や後世の班員がイベント事やプロジェクトを進める手助けをするためです。

私たち77回生のように先輩がいない環境で進めてきた同級生の中には「そんなの自力でやれよー!」っという人もいますが、自力で開拓してきたからこそ記録を残す必要性を強く感じることがあります。

日本では、というと主語が大きすぎますが、役所や学校関係でものごとを進める際には「前例」はとても大きな意味を持ちます。つまり、私たち77回生が前例として記録が残されることで、だいたいの予算規模や必要な物品、人員などが掴めて、少しばかりは物事を進めやすくなるのではないかという期待があるということです。

といってもなかなか、記録・情報集約には課題が沢山あります。

記録担当者を決めよう!

 情報班では、今年度は「昇龍祭」「科学の屋台村」「神戸研修」「青少年のための科学の祭典」「eスポーツ大会」など、初の試みがたくさんありました。計画を進める中での課題点も沢山あったので、7月の「科学の屋台村」から本格的に記録を残すべく、部長補佐という部長のパシリポストを2人置いて、写真撮影や当日の記録をまとめてもらいました。(部長補佐の2人本当にありがとう!)

部長補佐のお二人は本当によく頑張ってくれて、質の高い記録ができたのですが、課題も残りました。それは2人が参加していないイベントやプロジェクトの記録がなく、情報を後から集約しようにも当事者たちはまったく記録を残していなかったという問題です。

私は当然、参加者が記録してくれているだろうと思っていましたが、班全体で記録を残そうという意識が共有できていませんでした。今考えれば仕方がないと思います。

情報班の正倉院をつくる

 この反省を受けて、記録担当者だけに任せるのではなく、全員が記録をするようお願いしました。そこで、誰もがいつでも写真や文書ファイルなどをアップロードできる受け皿(Google共有ドライブ等)を設置しました。これが結構重要でした。

次のイベントからはここに入れるようにとお願いすることで、情報集約が容易になりました。この施策を「情報班の正倉院」と呼んでいるのは僕だけです。

正倉院の次は古事記?日本書紀?

 文系選択をしなかったので歴史はあまり詳しくはありませんが、古事記や日本書紀は小学校で習ったのは覚えています。詳しくないことを長くつらつらと書くのはよくないので平たく言うと、「日本の成り立ちが書かれた古い本」ということですかね?

情報班でも作りたいと思います。内容はまだ非公開ですが、タイトルは「Galileo(ガリレオ)」。7割程度できてきたので、77回生が卒業するタイミングで配布したいと思います。